毎週土曜日18:10から放送しているNHKの情報バラエティ番組『マサカメTV』、昨日の放送は「氷&水」の特集でした。

 

www4.nhk.or.jp

 

この『マサカメTV』のマサカメは「まさか!の目のつけどころ」の意味です。今回のマサカメは「氷&水でスゴいことをする!」でした。ガラスを水に漬けたら空気中ではできないことできるようになる技、冷凍肉を自然解凍でもなく火にかけることも電子レンジを使うこともなく、水だけでたったの5分で解凍する技や、きつくて入らなくなった本皮の靴が良いサイズに変わる技、昆布のヌメリ成分「アルギン酸ナトリウム」と歯磨き粉に含まれる「乳酸カルシウム」の水溶液を混ぜるとこんな技が! といったたくさんのマサカメな情報がありました。

 

水だけで冷凍肉を5分で解凍できる技

個人的に最も興味深く拝見した技は、冷凍肉を水を使ってたったの5分で半解凍の状態にするものです。

冷凍した肉の解凍は結構難しいですよね。解凍に時間がかかったり、解凍ムラができたり、解凍しすぎてドリップ(旨味)が出てしまったり、失敗した経験のある方も多いかと思います。それが、電気もガスも使わずに、時間もわずか5分で、失敗も少なく解凍できる方法があるそうです。

使うものは「」です。水といっても流水解凍ではありません。

教えてくださったのは料理研究家の小針衣里加さんです。厳密に言いますと、使うアイテムは水だけでなく、「アルミ製の鍋が2つ」と「食品用ラップ」(サランラップ的な)も使います。

「水だけで冷凍肉を解凍する方法」は簡単です。まず、アルミ製鍋のうち1つを裏返しにします。裏返した鍋の上にラップを敷き、その上に冷凍肉を乗せます。肉の上にもラップをかけて、その上からもう1つの鍋を置いて、肉を2つの鍋で挟んでサンドイッチ状態にします。最後に上に乗せた鍋に水(常温)を半分ほどまで入れて、後は5分放置するだけです。そのまま5分間ほど待てば、冷凍肉が半解凍状態にまで戻っています。

 

熱伝導

水と鍋を使っただけなのに、どうして5分という短い時間で冷凍肉を解凍できたのでしょうか? 不思議ですよね。その鍵は「熱伝導」だそうです。

金属は熱を伝える力(熱伝導)が非常に強い物質です。中でもアルミニウムは熱伝導の力がずば抜けて高く、水に直接晒した場合の420倍(!)にも達します。

肉の上に乗せた鍋に入った水は常温で、その温度がアルミニウムを通して伝わって、冷凍肉を短い時間で解凍してくれるのだとか。下に置いた鍋も周囲の空気の温度が肉に伝えるため、肉が上下から温まるようです。

 

注意点

「水だけで冷凍肉を解凍する方法」の注意点として、アルミ鍋の熱伝導の力が強いため、長時間続けると解凍し過ぎてしまい、肉からドリップが出てしまうことです。

解凍し過ぎないための目安は「1cmの厚さで5分」だそうです。倍の2cmの厚さなら時間も倍の10分ほどだそう。これはお肉だけでなく、「冷凍マグロ」でも同じとのことでした。マグロも1cmの厚さで5分、2cmで10分ですね。

それと解凍に使った水は常温が良いです。間違っても熱湯で行わないようにしてください。わずか数秒で肉の表面だけが焼けてしまいます。水は常温です。

 

おわりに

まさに目から鱗が落ちました。ボロボロと。見たところ本当に特別なことは何もしていないですし、家にあるものしか使っていませんし、水の温度と時間さえしっかり守れば、ほぼ失敗なしで綺麗に半解凍できそうです。

アルミ以外の物質だとどうなのかが気になりました。鍋は、アルミ以外ではステンレスや鉄、銅、ホーロー、ガラス、土などがあるかと思います。鉄やステンレスとの比較映像を見てみたかったです。番組ではしていなかったかと思います。アルミ鍋ではなくステンレスやテフロン加工の鍋しか持っていないご家庭もあるでしょうから。

 

dysdis.hatenablog.com